狭い門から入りなさい

投稿日:7月 16, 2017 更新日:

マタイによる福音書7章1~14

 16世紀にネーデルランド(現在のオランダ)で活躍した画家ブリューゲルの「バベルの塔」という絵は有名です。 バベルの塔のことは創世記11章に出てまいります。人々は同じ言語を使い一致協力して、天にまで届く塔のある町を建設しようとしました。ブリューゲルの絵に描かれる大勢の人々はそれぞれ一生懸命に作業をしています。当時としては画期的な技術を用い、従来とは異なるもっと進化した方法で自分達の力を誇示するような建築物を建てること。これが人々の目標であったのです。この姿はまさに現代の人間の世界そのものに思えます。驚くべき科学の進歩は私達の生活を一変させる情報革命をもたらし、人の細胞まで操作し、人工知能が人の頭脳をはるかに凌駕する時代。人間が神の領域を犯してゆこうとする姿勢は、バベルの塔を作った人々と共通するものです。神様はバベルの塔を建設しようとする人々の傲慢な考えを厳しく裁かれました。
それまで共通だった言語が互いに理解出来なくなり、そのため人々は大混乱に陥って塔の建設は頓挫してしまいます。
 イエス様は、時代がどう変わろうと、科学がどんなに進歩しようと人間の心だけは変わらないことを教えて下さるのです。人間が求めるべき真理も、どこを到達点とすべきかも。自分のことはさておき他人ばかり裁く醜い心はイエス様が指摘される通りです。その弱さを抱えた私達をも神様は愛し続けて下さいます。全知全能の神様は私達の求めに必ず応えて下さる。この方に従い抜く人生は、人々の見つけにくい細い道を歩くことです。しかし、その道こそが永遠の御国に入ることの出来る狭い門に通じているのです。