「天からの食物」出エジプト記16章4~16節

投稿日:5月 31, 2019 更新日:

エジプトを脱出したイスラエルの民が40年荒野をさまよっている間人々は何を食べてこの過酷な旅を乗り超えたのでしょうか?この箇所にその答えが書かれています。最初人々はモーセとアロンに怒りの矛先を向けました。エジプトを脱出させたのは良いけれど一体この荒野でどうやって生き延びろと言うのだ。エジプトで奴隷でいる方がましだった。

肉もパンも食べられた。俺達をここで飢え死にさせるつもりか?

モーセとアロンにしたところで、人々の食糧について具体的な計画や目算があったわけではありません。けれどモーセは決して悲観していなかった筈です。数々の奇跡をもってイスラエルの民をここまで導かれた神様が民を見捨てる筈がない。自らモーセに向かって民をカナンの地まで導くように命じられた方は、必ず約束の地に入るまで民を守り続けて下さる。モーセは固くそう信じていたのです。その通りでした。神様は夕暮れにはうずらを、朝には天からマナを降らせ、イスラエルの民をカナンの地に入るまで養い続けて下さったのでした。

必要な物は必ず神様が与えて下さる。その揺るぎない信仰を持って進む時、乳と蜜の流れる地に私達も入れて頂くことが出来ます。パウロはこのように言っています。「私は自分の置かれた境遇に満足することを習い覚えたのです。貧しく暮らすすべも、豊かに暮らすすべも知っています。

・・・・私を強めて下さる方のお陰で、私にはすべてが可能です。」(フィリピ4:11~13)必要な食物は必ず天から注がれる。それを感謝して食するとき、厳しい荒野の旅路を歩き続ける力が漲ってくるのです。