14節に「恐れるな、虫けらのようなヤコブよ」とあります。人間は虫けらのような存在にすぎない。詩編22編にはこうあります。「私は虫けら、とても人とは言えない。人間の屑、民の恥」。けれど、このような人間に向かって神様は仰るのです。「恐れることはない。わたしはあなたと共にいる神。たじろぐな、わたしはあなたの神。勢いを与えてあなたを助け、わたしの救いの右の手であなたを支える。」(10節)
富里教会はこの2年の間に6名の方々を天に送りました。28日の木曜には市川種原兄弟が召されました。教会にとって種原さんは大事な方でした。余程体調が悪かったり何かの用事がない限り、必ず礼拝に出席し共に祈り、讃美をしました。昨年末のめぐみさんに続いて、又大切な仲間を喪ってしまったのです。この小さな教会でわずかな間に6名の方々が亡くなったことは大きな痛手です。小さな教会のこれからを考えると不安にもなります。けれど、神様は呼びかけて下さるのです。「恐れるな、わたしはあなたを助ける。」先日木村鈴子さんという方のお嫁さん(80歳)にお話を伺いました。鈴子さんはその昔、朝5時から夜7時まで毎日14時間、13年の間女工として働き続けました。しかし、この間クリスチャンの現場監督に出会い、その方の導きで、勤務の終わった日曜の夜、仲間達と共に教会に通うようになり、遂に神学校に行って伝道師となりました。そして木村平蔵先生という素晴らしい牧師の妻となられ、神様に仕える生涯を送られたのです。お姑さんとしても優しく穏やかな方であったとのことです。どんな境涯にいようと、神様が共におられれば何も恐れることはありません。