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「福音は全ての人に」(2019.1.13)

投稿日:1月 13, 2019 更新日:

使徒言行録10:34~48

本日1月6日は公現日です。キリストが人類に顕現なさったことを祝う祝日で、2~3世紀からキリストの降誕、洗礼、カナの婚礼での奇跡を記念する日でしたが、4世紀以降は12月25日を主の降誕日とする西方教会の習慣が定着したことから、公現日は主の洗礼とカナの婚礼、そしてのちには、これに東方の博士の来訪も記念することが一般的になったということです。クリスマスの飾りも公現日まではそのままで良いというのも、2,3世紀からの歴史に由来するものなのでしょう。

本日の箇所にはローマの百人隊長コルネリウスのもとに天使が遣わされ、その導きによってペトロが彼の家に招かれ、主の福音を語る場面が記されています。これを聞いたコルネリウスの親類や友人たちの上に、かつて弟子達が受けたと同じ聖霊の賜物が降りました。ユダヤ人も異邦人も等しくイエス様の救いに与れることが証されたのです。切実に救いを求める気持ちは、ユダヤ人も異邦人も変わりないのです。

30,31日の鈴木めぐみ姉の葬儀には大勢の方々が参列されました。ずっと富里の地で生きて来ためぐみさんの、小さい頃から、55歳の今日までを知る方々が心からその死を悼んで泣きながら駆けつけてこられたのです。ある友人の方が「めぐちゃんは私のつらい時、苦しい時、いつも伴走してくれました」と語っておられました。めぐみさんは日常の自然なふるまいの中で、接する一人一人に優しさと温かさを深く感じさせてくれたのです。めぐみさんの蒔かれた種は、いつか豊かな実を結んでゆくと信じます。私達も、それぞれが、それぞれの器にふさわしい実を結び、福音の使者にされたいと願うものです。

-説教要旨

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