クリスマスの行事が全て無事に終わり、感謝の内に2018年も暮れようとしていました。そんな12月26日の午後、教会員の一人の姉妹が55歳の若さで突然天に召されたのです。
クリスマスの行事の全てに関わって下さり、いつものように大切な仕事を次々に手早くこなし、クリスマス行事の最後のイヴ礼拝の片付けまできちんと済ませて帰宅されました。
それが教会の皆が彼女を見る最後になろうとは誰が想像したでしょうか?
富里教会で行われた葬儀には大勢の方々が参列されました。30日の前夜式、31日大晦日の葬儀、両日で300名以上の方々が彼女の突然の死に驚き、泣きながら駆けつけていらっしゃいました。
彼女は有名人でもなく派手な人でもなく、どちらかと言えば一人の地味な主婦だった方です。けれど、かつて学校で、職場で、彼女と関りを持った誰もが、彼女から分け隔てのない温かさ、優しさを感じ、
かけがえのない存在として大切に思ってきたことが分かりました。
過酷な現代社会を生きる中で、人は皆光を求めています。愛する姉妹は、日常のふるまいの中で、神様からの光を自然に放っておられたのだと思います。次の聖句は彼女の生き方を彷彿させるものです。
「愛は忍耐強い。愛は情け深い。ねたまない。愛は自慢せず、高ぶらない。礼を失せず、自分の利益を求めず、いらだたず、恨みを抱かない。不義を喜ばず、真実を喜ぶ。すべてを忍び、すべてを信じ、
すべてを望み、すべてに耐える。愛は決して滅びない。」新約聖書・コリントの信徒への手紙13章
ご家族も、ご親族も、友人達も、そして教会も、大きな大きな宝を喪ってしまいました。けれど姉妹の遺して下さった足跡は、私達の行く手を導く道標になってくれると信じます。
いつの日か又天国でお会いしましょう!