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祝された群れとなる

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エレミヤ書 23章1~節

1節に牧場の羊の群れを滅ぼす牧者は災いだ、と書かれています。
私達の生きるこの世界の指導者のことを考えます。この世を成り立たせているのは経済だと彼らは言います。ですから全ては金なのです。何事も金銭に直結して考えられる。お金のない弱い者は排除される。格差が広がり、一番大切な人間教育の基本がおざなりにされ、人間として欠落した部分を持ったまま大人になる人達が増えてゆく。
悪い牧者はこうして牧場の羊を滅びに追いやってしまいます。

けれど神様は、このような牧場に正しい牧者を立てて下さいました。
「見よ、このような日が来る、と主は言われる。わたしはダビデのために正しい若枝を起こす。王は治め、栄え、この国に正義と恵みの業を行う。」(5節)小さな村の貧しい大工の家に生まれたイエス様は、真の救い主として世に来られました。ですからイエス様はこの世で小さくされ、貧しくされた羊たちの事をよく分かっておられ、深く愛して下さいます。イエス様が牧して下さる牧場の羊は、豊かな牧草を食み、安らかに過ごすことが出来ます。

先頃来日されたローマ教皇は、核問題につき鋭く警告なさいました。間違った方向へ向かっている世界の流れを変えなくてはならないと説かれました。滅びに向かうのか、神様の起こされた正しい若枝に従って祝された群れとなってゆくのか。問われている私達は、まず第一に霊と真をもって神様を礼拝することから出発し、謙虚な祈りと共に神様の祝福の証をしてゆかなくてはなりません。

-説教要旨

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