「選ばれていたモーセ」(2018.10.14)

投稿日:10月 14, 2018 更新日:

出エジプト記2:11~22

モーセの出生とエジプトの宮廷で成長したいきさつは本日の箇所の前に記されています。不思議な神様の導きにより、幼少時には実母の愛を十分に受け、成長してからは宮廷で最高・最良の教育を受けて何不自由なく暮らしていたモーセは自分の出自を知ると、苦役を強いられている同胞の元にやってきました。そして同胞を虐待したエジプト人を殺し、このために王から追われる身となってしまいました。遠くシナイ半島の向こう側にあるミディアンの地に逃れたモーセは、そこで又神様の導きにより優れた祭司の娘を妻とし、舅の羊を飼いながら静かに落ち着いた日々を送っていました。「モーセという人はこの地上の誰にもまさって謙遜であった」(民数記12:3)とありますから、モーセはその人物も、受けた教育も、家庭環境も申し分ない人であったのです。けれど、次の章に書かれているように、いよいよ神様からの召命を受け、イスラエルの民の指導者となって彼らをエジプトからカナンの地へ導くように命じられると、彼は慌てて尻込みします。そんな大変な役目はとても私ごときには負いきれません。大体私は人前で話すのが苦手なのです。どうか別の人にあたって下さい。神様はそこまで命令を拒むモーセに怒りを発した(3:14)とありますが、雄弁な兄アロンを助け手にして役目を果たすようにとモーセを説得なさったので、モーセは遂に召命に応えたのです。
後にモーセはこう述べています。「私は主が霊を授けて主の民すべてが預言者になればよいと切望しているのだ」(民数記11:29)
神様は、私達信ずる者全てが恐れを捨て、常に傍らにいて助けて下さるイエス様を信じて、神様から与えられた役目を果たしてゆくことを期待しておられるのです。