「悪霊からの解放」(2018.6.10)

投稿日:6月 10, 2018 更新日:

マルコによる福音書5章1~20節

イエス様とその一行は突風の中、湖を渡り、ゲラサの地に着きました。
そこに悪霊に取りつかれた人が、イエス様を遠くから見つけて走り寄ってきました。彼は悪霊によって完全に狂った姿で暮らしていたのです。
イエス様は、この人に取りついている沢山の悪霊を豚の中に追い込み、その豚の群れは一斉に湖に向かって走り始め、崖からなだれ落ちていったと記されています。 この人を完全に狂わせていた沢山の悪霊の働き。そこから解放して下さったイエス様。この記事から考えさせられる事は、この悪霊の働きが、果たして私達と無縁なものかという事です。先日、私は長崎を旅してまいりました。原爆資料館にはむごたらしい原爆投下直後の写真が展示されていました。米軍は広島で一気に14万人を殺戮し、その3日後に同じ原爆をさらにもう一度投下したのです。たまたま長崎の街は山に囲まれていたため、被害は広島より少なかったとのことですが、長崎が平坦な土地だったら、被害は広島以上だったという事です。
この朝、人口24万人の町で7万4000人の人が死んでいったのです。
マンハッタン計画という名の元に巨費を投じて進められた原爆の研究開発。アメリカには原爆がどれ位人を殺すことが出来、、どれ位その町を破壊出来るか、研究開発の成果を見る必要があったのです。戦争の恐ろしさを思います。人の心を狂わす悪霊は時と場合によって全ての人に宿る可能性があるのです。それを防ぐために私達はゲラサの人のようにイエス様のもとに走り寄り、自分の弱さも醜さもさらけ出して神様の導きに従う他ありません。イエス様はゲラサの人と同じように私達を悪霊から解放して下さり、そのことを周囲の人に証するようにと促されるのです。