「荒野は主の園に」イザヤ書51章1~8節

投稿日:5月 31, 2019 更新日:

 1節後半には「あなたたちが切り出されてきた元の岩、堀り出された岩穴に目を注げ。」とあります。続けて「あなたたちの父アブラハム、あなたたちを産んだ母サラに目を注げ。」私達は母の胎に組み立てられたその時から、神様に選ばれており、取るに足らない小さな者が、御手の内に祝された人生を歩む者と変えられたのです。

イザヤ書51章は、バビロン捕囚末期に、人々がやがて解放され、故郷に帰還できると告げ知らせた預言者によって記された書です。

今はまだ苦しい状況であっても、この荒れ野と思われる所は、時が来ればエデンの園となり、主の園となる。喜びと楽しみ、感謝の歌声が満ちる所になる。(3節)この信仰に立つようにと預言者は人々を励ましたのです。このメッセージを私達もしっかり受けとめたいと思います。具体的には私達は、先達の後ろ姿からこのメッセージを学び、励まされます。島津先生が召されてもう2年経ちました。

どんな時も「祈りましょう!」と仰って前に向かって進まれたこと、御国に凱旋された姿。私達に信仰者として見事に全うされた生涯を目の当たりに示して下さいました。最近1996年に91歳で召された松本廣先生のご生涯につき書かれた本を読みました。10年の牧会後、西千葉教会を去るにあたって最後の説教をなさった翌日脳梗塞に倒れ、その後14年にわたる闘病生活を経て召されてゆかれました。

その信仰生涯もまた本当に素晴らしいものだったことを知りました

優れた先達の姿から、私達も望み続け、祈り続けて、遂に主の園に辿り着ける者となることを願うのです。