高ぶる者は低くされる

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ルカによる福音書14章7~14節

丁度1週間前の夜から千葉県は「経験したことのない」強風の台風に見舞われ、県下に大変な被害がもたらされました。皆さんのお宅でもそれぞれ色々な被害があったのではないでしょうか?でも、そのような状況の中でも、こうして無事に礼拝を守る事が出来て本当に感謝です。教会では裏の物置の戸が風に吹き飛ばされた以外は、2日間の停電だけで済んだことはまだ幸いでした。

けれど2日間とはいえ、停電を通して昼の光というものが、どれほど有難いかを実感いたしました。夜になって闇が訪れると、出来ることは何もなくなってしまいます。イエス様のみ言葉が胸にこたえてまいります。「暗闇に追いつかれないように、光のあるうちに歩きなさい。暗闇の中を歩く者は、自分がどこへ行くのか分からない。光の子となるために、光のあるうちに、光を信じなさい。」(ヨハネ12:35)

 あっという間に日暮れはやって来る。闇に追いつかれたら取り返しはつかない。まさに私達の人生はこれと同じです。イエス様という愛の光に包まれ、その光の中で生かされてゆく生き方と、闇に迷い込んでその中から抜け出せない生き方は、あまりに違います。その光の中での生き方とはどのようなものか?今日開かれた聖書にその答えが書かれています。謙遜な人であること。「誰でも高ぶる者は低くされ、へりくだる者は高められる。」(11節) 謙遜な人とは自分が本来はどういう者であるかをよく弁えている人であると言えます。神様の光によって今このように生かされていることへの感謝を忘れない人とも言えます。

そのことを忘れたら最後、闇はすぐに私達に追いついてくる。自然災害を通して、神様は私達に警告して下さっています。