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光の子として生きる

投稿日:9月 13, 2020 更新日:

エフェソの信徒への手紙5章6~20節

 

9節「光から、あらゆる善意と正義と真実とが生じるのです。」

今、私達の生きる世界は光から生じる物で満たされているでしょうか?

先頃ユニセフの行った子供の幸福度調査の結果が報じられていました。

先進国、新興国合わせて38か国の子供達に、3項目を挙げて調査した

結果です。①身体の健康―日本の子供は1位 ②学問の能力―27位

(理由は学習習熟度は高いが社会の適応力は弱い)③精神的な幸福度―

37位(15歳時の生活の満足度調査の結果と自殺率の高さによる)。

子供達を取り巻く環境は大人達が作っています。子供達の心の世界には

まさしく今の日本の国の実態が投影されているのです。「善意と正義と

真実」を喪失したような世界で、クリスチャンはどう生きたら良いので

しょうか? ある友人から「祝祷」の意味を聞かれました。祝祷とは牧

師が礼拝の終わりに会衆に対して神様の祝福を求める祈りであること。

それをもってそれぞれが自分の持ち場に派遣されていく、という意味が

あることを話しました。礼拝に出席出来ることが即ち神様からの祝福で

あり、その祝福を携えておのおの遣わされている場に戻るとき、その場

を光に満ちた世界とする使命を、一人一人が負っているのです。しかし

私達はその使命を全うするにはあまりにも弱い者です。そして世界は今

これまで想定出来なかった苦難に見舞われています。以下のイザヤの告

白は、この時代に光の子として生きる力を与えてくれます。「まことに、

あなたは弱い者の砦  苦難に遭う貧しい者の砦 豪雨を逃れる避け所

暑さを避ける陰となられる。暴虐な者の勢いは壁をたたく豪雨 乾きき

った地の暑さのようだ。あなたは雲の陰が暑さを和らげるように 異邦

人の騒ぎを鎮め 暴虐な者たちの歌声を低くされる。」(イザヤ25:4,5)

-説教要旨

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